小売店向けインバウンド対応について
インバウンド対応とは?
海外からの旅行客(訪日ゲスト)に日本で快適にお買い物をしてもらうために必要な対応のことです。
今の日本のお買い物のシーンでは、訪日ゲストが困ることがたくさんあります。
- 私が欲しい商品はこのお店に置いてあるだろうか?
- この商品はどのように使うんだろう?
- この商品はいくらなんだろう?
- 購入したいけど免税することができるのかな?
などなど、様々な困りごとを抱えながらお買い物をしている方が多く、そのような状況ではなかなか購入に積極的になれませんよね?
「訪日ゲストに快適に、積極的にお買い物をしてもらいたい!」
そのためには具体的に下記のような対応が必要です。
店舗で快適にお買い物をしてもらうために
受入環境整備
- 多言語対応(多言語対応スタッフ派遣、多言語HPの作成、多言語通訳・翻訳)
- 免税対応(免税システム導入、免税申請サポート)
- 決済環境の整備(外貨対応・ATMの設置、外貨両替システム導入)
- 市場調査、アンケート
- Wi-Fi環境の整備
より多くの訪日ゲストに自店に来店してもらうために
販促プロモーション
- イベント企画
- SNS、口コミの活用
- 海外PR、展示会
- フリーペーパー、クーポンの配布
インバウンド対応とひとことで言っても様々な対応方法があり、一度に整備・対応をしていくのはとても大変です。どこからインバウンド対応に取り組むべきか“手順”を決め、“訪日ゲスト視点”で対応を進めていくことが大切です。ではどのようなことを意識してインバウンド対応をしていけば良いのかポイントだけお伝えします。
受入環境整備の基本
- 訪日市場を知ること
- 訪日ゲストの視点(訪日ゲストを好きになること)
- 街、店の魅力を考えること
多言語対応
多言語対応のステップ感
- 笑顔+日本語での対応
- プライスカード、多言語POPで表記
- 指さしシート、翻訳ツール、多言語コールセンター
免税対応
訪日ゲストが日本でお買い物をする際には、「免税店」でお買い物をすれば消費税の8%が免除されます。そのため訪日ゲストもお買い物は免税ができる店舗を優先して選ぶ人が多く、お店側も訪日ゲスト歓迎や誘客の意味を込めて免税店になる店舗が増えています。
決済環境の整備
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両替対応
国によって日本でカードを使用すると為替レートが異常に高い国もあり、訪日ゲストの中にはまだまだ現金対応を望む方も多くいらっしゃいます。また両替機があることで、自店への誘客につながる場合もあります。
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クレジットカード対応
一方、カードでお買い物をする海外のお客様ももちろん多く、そういった方に向けて海外カードが利用できるように整備していくことが大切です。(VISA・Master・JCB・Annex・銀聯 など)
Wi-Fi環境の整備
訪日ゲストが日本でお買い物をする際には、「免税店」でお買い物をすれば消費税の8%が免除されます。そのため訪日ゲストもお買い物は免税ができる店舗を優先して選ぶ人が多く、お店側も訪日ゲスト歓迎や誘客の意味を込めて免税店になる店舗が増えています。
販促プロモーションの基本
プロモーションは、実施する場所【①海外②国内】、どのようにアプローチするか【③訪日ゲストへ直接④海外旅行会社等を通じて】など組み合わせ方によって様々な方法があります。
イベント企画
販促プロモーションとして、訪日ゲスト向けのイベントを開催することはとても魅力的です。ただ個店で実施するだけではなかなか多くの訪日ゲストに訪れてもらうのは難しいこともあり、商店街・エリアで連携したイベント企画が必要です。
SNS、口コミの活用
訪日ゲスト(特にアジア圏)の方は、旅行中に日本で行ったお店・購入した商品等の写真をSNSや口コミサイトにアップする人がほとんどです。その写真にお店の名前や商品のブランド名が写っていることで、多くの訪日ゲストが訪れるようになったお店も多くあります。
インバウンド対応FAQ
あなたのインバウンド対応でのお困りごとは何ですか?
マーケティング
- 自店に合ったインバウンド対応方法を知りたいときはどうすればいいですか?
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まずは来店者情報の収集からスタートし、自店の特徴やエリア特製を把握しましょう。また、どのようなインバウンド対応をしていけばよいかについては、従業員の中に海外スタッフの方・留学生の方がいれば、アドバイスをもらうのも有効です。その他の方法としてアドバイザーに店舗に来てもらい自店のインバウンド対応状況を確認してもらうという方法もあります。
- 自店にどの国の訪日ゲストが来ているか分かりません。どのようにすれば分かりますか?
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まずは海外の来店者にアンケートなどで国籍・来店目的等をヒアリングし情報収集しましょう。アンケート調査サービスを提供している企業に依頼することも可能です。もしくは免税店であれば免税手続きの書類から国籍・購入商品情報を収集することもできます。
集客・販促PR
- 訪日ゲストに届く、集客施策・販促PRはどのようなものですか?
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集客施策としては、まずは多言語で自店の基礎情報が載ったWEBを作る必要があります。多言語の店舗情報が載ったページがあることで訪日ゲストに自店を訪れてもらえる可能性が高まります。また海外のお客様に喜んでもらえる販促PRとしてはクーポンやツーリスト向けの優待特典があると喜ばれます。訪日ゲスト向けショッピング情報サイト「Japan Shopping Now」で解決できます!
- 地方にある規模の小さい小売店にもできる販促PRはありますか?
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オールジャパンの共同プロモーションJapan Shopping Festivalがあります。夏と冬のセール時期に開催され、訪日ゲストも日本でのお買い物を楽しんでいただけるよう日本全国のお買い物情報の発信を行っていきます。
多言語対応
- 多言語対応はまず何から始めればいいですか?
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店内で接客する際に必要な多言語対応とお店の情報発信のための多言語対応があります。店内で接客ではようこそことばをマスターしておくと便利です。お店の情報発信のためにはJSNを活用して店舗情報を多言語化することからスタートしましょう。
- 多言語接客の研修を受けたいのですがどうすればいいですか?
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講師派遣では多言語接客やおもてなしに精通した講師を派遣することができます。その他、インバウンドに関連するキーワード(免税・インバウンド受入環境整備・地方創生 など)についてお伝えできる講師を派遣することが可能です。
免税・決済
- 免税店になるにはどうすればいいですか
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免税店になるには、所轄の税務署へ定められた書類を提出する必要があります。詳細は、免税制度・免税店運営ノウハウが詰まった免税店.jpをご覧ください。
- 免税制度に関する最新情報が欲しい場合はどうすればいいですか?
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