一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会

【JSTO会員限定特典あり】2025.9/4|日本政府観光ヒアリングより訪日市場最新動向レポート(台湾・韓国・北京・上海・成都)

【JSTO会員限定特典あり】2025.9/4|日本政府観光ヒアリングより訪日市場最新動向レポート(台湾・韓国・北京・上海・成都)

2025年9月4日、日本政府観光局(JNTO)の台湾・韓国・中国(北京・上海・成都)事務所と訪日旅行の最新トレンドについて直接意見交換する「JNTOインバウンド旅行振興フォーラム」の個別面談に参加いたしました。訪日観光とショッピングを軸に質問し、現地のリアルな動向をレポートにまとめました。ぜひインバウンド施策のヒントにしてください。
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1. 訪⽇観光のトレンドと予測

  • 台湾:訪⽇時の⽬的はモノ消費、航空券価格に敏感でリピーターが多く再訪意欲が⾼い。
  • 韓国:⼀過性の政治要因を乗り越え回復基調、若年層は「政治は政治、観光は観光」で需要は底堅い。
  • 中国(北京):直⾏便拡⼤で堅調回復、マルチビザで⾼頻度訪⽇層が形成され 20 代単⾝男性 FIT が⽬⽴つ。富裕層が多い。
  • 中国(上海):FIT は 2019 年超・団体は回復遅れ、40 歳以上の家族旅⾏が顕著に増加。
  • 中国(成都):初訪⽇が多く約 4 割が団体、家族・シルバー中⼼で市場ポテンシャルが⾼い。
  • 2. 訪⽇観光客のショッピング全体像と変化

  • 台湾:美容家電・化粧品/⾷品・限定スイーツ/ファストファッションを価格差・限定性でまとめ買いし、「頼まれ買い」が定着。
  • 韓国:ウィンドウショッピングはせず、SNS 等で作成した買い物リストを狙い撃ちし、詳細⾏程で無駄なく回遊。
  • 中国(北京):⾃分⽤購買が中⼼化し体験重視が増加、KOS(⼈気店員)が指名買いとリピートを促進。
  • 中国(上海):買い物⽐率は低下(51%→39%)、宿泊・飲⾷・体験を含む総合型へシフト。
  • 中国(成都):全体は⽀出控えめだが他地域より旅⾏・買い物額は多く、「みえ」から「質重視」へ。
  • 3. 訪⽇におけるショッピングの位置づけ

  • 台湾:観光・⾷体験と肩を並べる主要動機。
  • 韓国:観光・⾷体験と並ぶ旅⾏⽬的の柱で満⾜度に直結、モノ消費中⼼。
  • 中国(北京):観光・⾷事と並ぶ主要動機で、⽇本限定・価格優位が強い集客要素。
  • 中国(上海):観光・⾷と並ぶ重要要素だが「宿泊・飲⾷・体験を含むバランス型」に変化中。
  • 中国(成都):ショッピングのない⽇本旅⾏は考えられない程、重要なポイント。
  • 4. ⼈気商品の傾向

  • 台湾:化粧品・美容品/⾷品・限定スイーツ/ユニクロ等ファストファッション。富裕層・シニア層は⼯芸・⾼級家電。
  • 韓国:⾼級ブランド・酒類・⽇⽤品/薬品・スナック・アニメ/キャラグッズ(事前指定も多い)。
  • 中国(北京):⾷品・限定スイーツ、ファストファッション、伝統⼯芸・⾼級家電、コンビニ商品、「⼀番くじ」、KOS 起点商品。
  • 中国(上海):⽣活関連・コスパ商品が強く、ラグジュアリー⽐率は縮⼩。
  • 中国(成都):ブランド品は鈍化、酒・⾐類・⾳楽・映像・ゲームなど⽂化・キャラクター関連が⼈気(40〜50 代は⽇本製化粧品が根強い)。
  • 5. ⾃国でのキャンペーン事例

  • 台湾:7〜10%ポイント還元や免税+還元、時間・数量限定クーポンが効く。
  • 韓国:使⽤体験レビューで「概念が変わった」を訴求、⽇本限定・希少性やアニメ連携、店頭POP×SNS 連動を推奨。
  • 中国(北京):「胖東来」にみるスタッフ・サービス体験を前⾯に出した KOS 型が参考。
  • 中国(上海):百貨のサービス・体験型転換(屋内ボルダリング場・アイスリンク等)や「低コスト・健康・リラックス・野外」テーマが⼈気。
  • 中国(成都):(本ヒアリングでは深掘りなし)。
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