東京商工会議所／ジャパンショッピングツーリズム協会　共催
JSTOカレッジ特別版「SDGsセミナー」を開催しました。

　　　

　　

ジャパンショッピングツーリズム協会（JSTO）では、去る3月17日(木)に東京商工会議所と共催で「SDGsセミナー」をオンラインで開催しました。セミナーには東京商工会議所会員、JSTO会員、おもてなし事業者の他、観光・旅行業、自治体など41名の方にご参加いただきました。年度末のお忙しい中ご参加いただきました皆様誠にありがとうございました。

サステナブルな地球環境を次世代へ。持続可能な社会を目指す世界的な取り組みは今や世界の共通認識です。今回は早くからサステナビリティの重要性を認識し、率先してSDGs戦略を行う日本とアメリカの企業2社を「SDGs推進企業」としてお招きし、取り組みまでのストーリーや具体的な事例についてお話いただきました。

“サステナビリティ”をビジネスの重きとし急成長中のアパレルブランド、オールバーズ合同会社の蓑輪さまからは、明確な信念を持つことの重要性や、サステナビリティ×ビジネスを掛け合わせることで生まれるメリット、濃いコミュニティを作るための取り組みや、オープンソースにすることによって得た気づきをお話しいただきました。さらに商品の梱包やレシートに関する意外なアイディア、そこに結び付くマーケティングの得策などもご紹介いただきました。

健康食品や化粧品で知られる株式ファンケルの山本さまからは、創業から軸としている企業理念や、“社会課題解決の中にこそ企業成長の可能性がある”という考え方のもとSDGsに取り組むことになった経緯、サステナビリティ宣言を社内で浸透させるための仕掛け、空き容器を活用した「お客様が自然に楽しく参加できる仕組み」などを店舗での実施事例を交えてご紹介いただきました。SDGsを通し地域貢献とブランド価値の向上を同時に狙った施策など、地域社会に根付いた活動も積極的に行っており、好評を博しています。

今回はジャンルの異なる2社にお話いただきましたが、取り組み内容や社内意識の統一方法は異なるものの、各社とも揺るぎない信念のもと「地球規模・社会全体の課題解決」をビジネスの前提としています。日本国内でサステナブルというと「何かを我慢しなければならない」「自分事だと思えない」というネガティブな意見も多くきかれますが、海外では「SDGsに取り組むことは人々の人生を豊かにすること」と感じている方が大半であり、そこに向けて取り組むブランドに共感を持つ消費者も増えています。私たちはサステナビリティを通して社会のルールが変わってきていることを早々に認識し、実際に行動に移すことが重要であると感じました。

終了後のアンケートでは「具体的に対応すべきヒントを沢山教えて頂いた」「他との競争力になっている部分が聞けて良かった。」「初めて聞いたオールバーズと、よく知っているファンケルの話でしたが、素晴らしい成果、事例を知り良かったです」などの意見が寄せられました。

SDGsセミナー「SDGs推進企業に聞く、いま私たちが取り組めること　～SDGsのストーリーと実践～」

1. 開催日時：2022 年 3 月 17 日（木）15:00～16:10（70分間）

2. 講　師：オールバーズ合同会社 マーケティング本部長　蓑輪光浩氏
　　　　　株式会社ファンケル 理事 SDGs推進室 室長 　山本真帆氏

3. 司　会：ジャパンショッピングツーリズム協会事業推進担当／
　　　　　株式会社USPジャパン取締役　神郡慶子氏　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（配信協力：エスケイワード）

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小売業の皆様を中心とした「受入れ環境支援」のひとつとして、“役立つ、使える”セミナーを年4回、JSTOカレッジとして開催しております。毎回、さまざまな業界の講師をお招きし、JSTO会員、おもてなし事業者は無料で聴講可能です。2021年は本SDGｓセミナー以外に「免税電子化対応」「インバウンド回復までのロードマップ」「商業×観光×DX地域活性化の秘訣」をお送りしました。次回の開催は6月を予定しております。あの人のこんな話が聞きたい、などご希望がございましたら、support@jsto.or.jpまでメッセージをおよせください。