一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会

【ご報告】2023年 新春セミナー・交流会

【ご報告】2023年 新春セミナー・交流会

1月31日(火)TKP新橋カンファレンスセンターにて、JSTO新春セミナー交流会を開催いたしました。皆さまのご協力により、3年ぶりのリアル開催が実現できましたこと、深く御礼申し上げます。

開催概要

1.新春のご挨拶

新春のご挨拶
一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会
会長 田川 博己

コロナ禍の3年で、ツーリズム産業では人流の大切さやコミュニケーションの大切さが実感でき、ライフスタイルも旅のありかたも随分変わりました。ショッピング業界でも、消費の在り方が変わり、さらにバーチャルの世界で物が動くようになりました。デジタル化が進む中で、個性とはなにか、作る側の世界からすると、物価高騰の中で自分たちがどう地域に役立っていくのかなどがこれからさらに問われてくるようになるでしょう。
国際情勢では2025年までに回復のプロセスをつくると言われています。ここからの国際交流の増大は日本にとっても世界にとっても大変重要なことで、人流と物流が同時に動くことで経済の活性化につながり、平和への道筋も生まれるのではないかと考えます。

また、今年10周年を迎えるJSTOは新しい時代になっても、国際交流を促進し、日本のブランド化を推し、ハイレベルでの消費を促して作ることから売るまでの一貫した取り組みを強化をしてきたいと考えています。

 

2.基調講演

元キリンビール株式会社マーケティング部エグゼクティブ・フェロー

和田徹 氏

基調講演では、元キリンビール株式会社マーケティング部エグゼクティブ・フェロー 和田徹氏をお招きし、『キリン「伝説のヒットメーカー」が伝えるヒットの極意~商品はつくるな市場をつくれ~』と題した講演会を開催いたしました。「麒麟淡麗〈生〉」を皮切りに 、「キリンチューハイ氷結」シリーズ、「キリンFREE」など新市場を次々と生み出した和田氏。 

才能は不要。必要なのは、「視点の転換」と、考え抜く力。

アイデアは降りてくるのではなく、視点をかえ毎日習慣化して筋トレのように続けると必ずいつかヒット商品が生まれる。

など、ものづくりの際の指標となる考え方を教えていただきました。

3.立教大学観光学部の学生からの提言

立教大学観光学部の学生から、「訪日インバウンド・ショッピングツーリズムの提言」として、プレゼンテーションをいただきました。彼らは、2022年の4月から訪日インバウンドをテーマに授業を行っており、秋は訪日インバウンドでもショッピングは最大のコンテンツとして、研究をしてきたそうです。

「JAPAN for Muslim」と題し、訪日ムスリムに対する困りごとを解決する内容を提案。

「宗教の壁をビジネスチャンスと捉え、日本の魅力を100%伝えたい!!」と、最後は元気いっぱいの言葉で締めくくりました。 

田川会長からも以下のように講評。 

ムスリムの壁は、生活の隅々まで宗教がしみついていない日本人にとって最大の壁であり、大きなターゲット。ムスリムが一番多く行く国はどこか?その国の対応はどうなっているか、それをどう評価されているか。そして日本はどう評価されているか。日本以外の視点と比較していくことが大事。 

 学生以外の私たちにもヒントとなるコメントでした。

4.ショッピングツーリズムに関する助成研究中間発表

東洋大学国際観光学部准教授 徳江順一郎 氏 

「ショッピングツーリズムに関する助成研究中間発表」として、東洋大学国際観光学部准教授の徳江順一郎氏からの研究の現状報告をいただきました。
昨年より、当協会の10周年に向けた記念事業として、ショッピングツーリズムの深堀りおよびショッピングツーリズムの価値向上を目指して、当協会と日本国際観光学会が連携して研究助成プログラムを実施し、研究していただいています。
研究の最終の発表は2023年9月に発表予定です。

5.交流会

講演会の後は、交流会を実施。当協会の職員とのじゃんけん大会では、豪華景品に会場が大いに盛り上がりました。

この度、3年ぶりのオフライン開催となり、
当協会のスタッフ一同、当日を心待ちにしておりました。
ご参加くださいました会員の皆さまに、重ね重ね、心より御礼申し上げます。

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