【ご報告】JSTO新春セミナー・新春懇親会を開催しました。
毎年恒例の新春セミナーを2020年1月22日に開催し、およそ120名の皆様にご参加いただきました。
第一部の基調講演では、JTBグローバルマーケティング&トラベル執行役員でラグビーW杯2019・東京オリンピックパラリンピック2020推進担当の吉村久夫様に『ラグビーワールドカップ(ラグビーW杯)、東京2020におけるビジネスモデル及び消費動向』をテーマにご登壇いただき、観戦客の動向、消費動向とともにラグビーW杯でJTBが展開した日本初のスポーツホスピタリティ事業についてお話いただきました。
「スポーツビジネスは、大きなチャンス。個人向けの観戦チケットやツアー販売はもちろん、企業向けの招待ビジネスとしての役割も大きい。大切なクライアントをスポーツ大会にご招待し、スポーツ観戦という感動の瞬間を共通体験することで交流と親睦を深めビジネスにつなげるための活用もできる。また、メディアを通して、大会の様子のみならず日本の文化やおもてなしが世界へ発信される。つまり、日本を世界に宣伝する機会。東京2020はまさにそのチャンス」とお話いただきました。
第二部のパネルディスカッションでは、『ラグビーW杯日本大会で得られた経験と東京オリンピック・パラリンピックにむけた課題』と題し、三越伊勢丹 新宿本店長 近藤洋様、ヒト・コミュニケーションズ 代表取締役社長 安井豊明様、そして引き続き、JTBグローバルマーケティング&トラベル 吉村久夫様にご登壇いただきました。
近藤洋様からは、三越伊勢丹新宿店とMastercardで昨年取り組んだ「No-side Project」のお話や、東京2020で予想される小売の売上減少への対策、店単体だけでなく新宿という街全体で盛り上げていく必要性などお話いただきました。
ラグビーW杯2019のオフィシャルスポンサーとして取り組まれたヒト・コミュニケーションズ 代表取締役社長 安井豊明様からは、ラグビーW杯2019を振り返り「世界基準のホスピタリティや仕事の進め方など、海外の方々と共に取り組み素晴らしい経験ができた。スポーツイベントは、敵・味方関係なく取り組むことができるすばらしい機会。ラグビーW杯2019、東京オリンピック・パラリンピックとスポーツイベントを通して日本のブランドを世界に発信する絶好のチャンス」と話されました。また、ボランティアスタッフにおけるラグビーW杯2019と東京オリンピック・パラリンピックとの違いとして、「東京に集中する。ボランティアスタッフは連続で17日間、平日も働かなくてはいけないので肉体的にも精神的にも大変だと予想」など、ボランティア活動の課題点もお話いただきました。
吉村久夫様は、東京オリンピック・パラリンピックでは、さらにスポーツホスピタリティ事業を進めることはもちろん、スポーツ観戦という今までの観光業と違う形での訪日ゲストの受け入れにおいて、いかに観光やショッピングを楽しんでもらうか、日本を体験してもらうための仕組みづくりが必要だと言及されました。
セミナーの最後には、JNTO(日本政府観光局)の訪日プロモーション「Your Japan 2020」と連携した、JSTOと日本小売業協会で取り組む「Japan Shopping Festival2020」について新津研一事務局長よりご紹介いたしました。
最後に懇親会では、宮本周司・経済産業省大臣政務官も駆けつけていただき激励のスピーチをいただきました。会員企業様どうしの初顔合わせも実現。交流を深め新たなビジネスチャンスになりうる情報交換をすることができました。
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